プリズム眼鏡を使うようになった経緯

2020/01/10 (金)

私がなぜプリズム眼鏡を使うようになったのかをお話しさせて頂きます。
視力的には現在も1.5みえているのですが 遠視と見え過ぎが身体に負担がかかるようになってきたこと
少し左右のそれぞれの見え方にズレがあることが影響しています。
なので視力を抑え ズレを矯正した眼鏡をかけています。  “プリズム眼鏡”と言います。

30代後半、いろんな症状に悩まされ どうにも辛くなってきてしまい なぜ自分だけなのか
他の周りの人たちとは何が違うのか 元気だった頃と何が違うのか真剣に考えるようになっていきます。
答えがなかなか見つからない日々が続きました。
ただ、そんなもどかしい中ではありましたが 緊張やストレスがかかった時にひどい動悸や
焦燥感といった症状が出てしまう身体の方をまず治そうと 考え方をシフト転換しました。
そこで特に眼精疲労が酷かったのでもしかしたら “目”から来ているのではないかと漠然と思い始めます。
それから 何件も眼科をまわり ヒントがもらえないかと 先生に自律神経の症状と目の関係を
尋ねてみますが 「それとは関係ない」 「 精神的な症状は心療内科に行って 」と言われる始末…

どうしたらいいのか分からなくなっていた頃、たまたまT V番組の中で “プリズム眼鏡”についてのことを
取り上げていたのを観ました。 そしてある事を思い出します。
高3の時、友達と話している最中に「どこ見てるの?」と言われたことがありました。
私はその子を見て話しているつもりでしたがそんな事を初めて言われたのでとても強く記憶に残っていました。
少し汚い言葉を使うと ロンパリの傾向があるのかなとその頃なんとなく自覚したことを思い出しました。
ただ ほとんど見た目では分からない程度です。
プリズム眼鏡をいうのは 明らかに目がズレている人に使う特別なもので私には無縁なものだと
思っていましたが 少しロンパリ傾向にあることも気になり 一度人体実験を受けるつもりで使ってみようかな…と思い 
プリズム眼鏡を作ってくれるところを探し回りました。
運良く近所に処方箋なしで作ってくれる眼鏡店があり、訪ねます。
初めて 両眼視機能検査を受けてみると やはり内に寄せにくい外斜位が少しあることが判明。
一番弱めのプリズムの度数を入れてもらい眼鏡を作ってもらいました。

プリズム眼鏡に関しての情報がなく
かけたらどうなるのか 私くらいのズレがあるだけの人が使っていいものなのか
不安なまま 出来上がった眼鏡を早速かけて半日過ごし その日はそのまま寝ました。
その次の朝…
今までの身体が締め付けられるような嫌な感覚が減っていて
その日は雪が降っていたので雪かきをしていましたが 
それなのに手はポカポカ身体もふわ〜と軽い感覚。

その時に やはり私を苦しめているのは 紛れもなく“目” だと確信しました。

そこから もっとプリズム眼鏡に力を入れている眼鏡店や眼科を探そうと行動に移しました。
関東に2軒見つけたので 時期は違いますが2店舗それぞれにプリズム眼鏡を作ってもらいます。
が 自分の目や身体の反応がイマイチだなぁと感じたため 
またすぐに違うところを探して行ってみた4軒目の眼鏡店で
現在眼鏡を作っていただいている眼鏡店を教えていただけたのです。
『 ココにこの本を書いた人がいるから尋ねて見たら?』と1冊の本を紹介いただきました。
家に帰り すぐにネットで取り寄せたその本の中に 画像参照  
ヒントが書いてあるのを見つけました。
やっと分かって貰えるところが見つかった!と飛び跳ねたくなるほどの気持ちでした。
すぐに電話をかけ予約をとります。診てもらえるのは最短2ヶ月先とのこと
それまで 穴が開くほどその本を読みました。

その本には “目” に関して 学校でも誰にも教えてもらえなかった事がそこには書いてありました。
私は 今も視力が1.5(遠視)ありますが 小さい頃ももっと視えていました。
低く飛んでいる飛行機の会社のマークが見えるほど…  それを自慢に思っていました。
視力が良い=目がいい と思っていました。
がその本には 視力の良い人がデスクワークをすることは大きな負担がかかる事
遠視は遠くも近くもピントがあっていない状態なので近視の人よりピント合わせの筋肉に
負担がかかるため眼鏡で矯正した方が良い事、右と左でそれぞれの見え方にズレがあることにより
大きな負担がかかる事…  目の負担から血圧が上がったり いろいろな病気になったりする事
病気と目が関係していることも全部が知らないことばかりでした。
 
2ヶ月後 今お世話になっている眼鏡士さんに2時間ほどじっくり検査をして頂けました。
やはり 私の目は内に寄せづらい外斜位があり
近くはかなりの負担ですが遠くを見ていても寄せづらい状態の目だということでした。

また これは後に分かった事ですが 上下のズレもあることがわかりました。
手元を見ることの多い私には 裸眼ではとても負担がかかる“目”だということでした。

こういうわけで 今の眼鏡士さんが作ってくださるプリズムの作用の入った眼鏡を
掛けるようになりました。目と身体に負担がかからないようになると 
辛かった眼精疲労も酷かった偏頭痛も肩こり・首こりも徐々になくなっていき
楽に生きられるようになりました。

偏頭痛に関しては プリズム眼鏡を掛け始めてから1度も起こっていません。